AIを使って試作したアプリケーション
AIを使って試作したアプリケーションについて説明するインド人学生=松江市学園南2丁目、テクノプロジェクト

 中海・宍道湖・大山圏域の自治体や経済団体と交流しているインド南部・ケララ州の学生のインターンシップ(就業体験)が松江、米子両市のIT企業で行われている。現地の理工系大学の学生たちが参加し、生成人工知能(AI)を活用して効率的にプログラミングする手法などを体験した。

 インド人学生の就業体験を通じて地元就職につなげようと、同圏域市長会などが2017年に始めた。今回は応募した約500人から選抜された学生6人が来日し、1月26日から2月6日までの予定で3社で就業体験している。

 受け入れ企業の一つ、テクノプロジェクト(松江市学園南2丁目)では、2人の学生が就業。学生は病院の検査キットの在庫管理アプリケーションの開発を体験した。

 2人はそれぞれ利用者と管理者のシステムを担当し、生成AIを活用してプログラムを試作。開発の合間には、松江城や大山を訪れたり、日本のカレーを食べたりした。担当者の石川修さんは「大学での開発経験が豊富で即戦力になる」と期待をかけた。

 コーチン科学技術大4年で情報技術を学ぶアシュウィン・メノンさん(21)は「朝と夕の会議が時間通りに始まることに驚いた。松江はとてもリラックスできる雰囲気があり、働くには良い場所だと思う」と話した。

 就業体験にはこれまで累計88人が参加し、松江、米子両市のIT企業に計18人が就職している。 (山陰中央新報記事 井上雅子)