自身が開発したプログラミング言語の「Ruby」を説明するまつもとゆきひろ氏
自身が開発したプログラミング言語の「Ruby」を説明するまつもとゆきひろ氏(奥左)∥東京都千代田区、インド大使館

 島根県とインドの交流促進を目的にした共同イベント「島根県デー」が6日、東京都千代田区のインド大使館で初めて開かれた。松江発のプログラミング言語「Ruby(ルビー)」の活用や島根大で研究が進むインド発の「ラマン分光法」の紹介などを通じ、約100人がビジネスや人材の交流拡大の可能性を探った。 

 Rubyの活用を巡っては、開発者で松江市出身のまつもとゆきひろ氏が開発から30年間たっても大きな変化がなく、過去のソフトウェアがそのまま使える安定性や持続性などの特徴を説明。インドなど世界中で国際会議が開かれるようになったことに触れ「無料のソフトウェアではあるが、大きな経済的価値を生む。開発者に優しく、生産性が高く、使っていて楽しい」とアピールした。

 ラマン分光法は、インド人として初めてノーベル物理学賞を受賞したチャンドラセカール・ラマンによる光学理論。島根大の大谷浩学長が2014年に「医・生物ラマンプロジェクトセンター」を設立したことなどを説明し「医学や生物研究分野の発展で世界を先導する大きな貢献が期待できる」と訴えた。

 大使館には、観光や日本酒の試飲など島根を発信する九つのブースが並んだ。丸山達也知事は「古代の神話や歴史、豊かな自然など魅力をあますところなく伝えたい」と強調。山陰インド協会の松尾倫男会長(山陰中央新報社社長)は14日からインド・ケララ州に視察団を派遣することを紹介し「今後も山陰とインドを結ぶ懸け橋として貢献したい」と話した。(山陰中央新報記事 原田准吏)