ガンジー像、松江・末次公園に建立 インド政府寄贈 除幕式、交流の象徴に
2026/06/03

マハトマ・ガンジーの胸像の設置を祝う関係者=松江市末次町、末次公園

除幕式後、記念写真に納まる関係者=松江市末次町、末次公園
中海・宍道湖・大山圏域市長会(会長・上定昭仁松江市長)が2日、「インド独立の父」とされるマハトマ・ガンジー(1869~1948年)の胸像を松江市末次町の末次公園に建立した。インド政府が寄贈し、除幕式で関係者が平和と日印交流の象徴になるよう願った。
胸像は銅製で、高さ約2・1メートル(台座含む)、幅約2・0メートル。2024年に当時の駐日インド大使から寄贈の申し出があった。設置場所は、インド哲学、仏教学の権威・中村元博士(1912~99年)を顕彰する中村元記念館(松江市八束町波入)前など市内10カ所を検討。宍道湖が近く、市民の目に触れやすい場所とのインド政府の要望や、中村博士の出身地が松江市殿町だったことを踏まえ、近くの末次公園に決めた。
除幕式は、上定会長や中海・宍道湖・大山ブロック経済協議会の田部長右衛門会長、19年から山陰インド協会会長を務めてきた山陰中央新報社の松尾倫男社長ら約80人が出席。上定会長は「インドと圏域の友好と親善の証しとして大切に守りたい」とあいさつし、駐日インド大使館のナグマ・モハメド・マリック大使は「平和の象徴と日印関係の促進を表す胸像として見てもらえたらうれしい」と話した。
市長会と協議会は15年、インド南部・ケララ州の州政府や経済団体と経済交流の覚書を締結。10年の節目を迎えた25年10月に関係をより強固にするため山陰インド協会が加わり、覚書を再調印した。胸像の寄贈は、広島市や東京都江戸川区などに続いて国内4例目となる。
(山陰中央新報記事 佐野翔一)